しなやかで柔らかい指先の表現でレベルアップしよう|バレエ教室NOA

2019.11.01

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バレエに出てくるいくつものポーズの形は、手の指先から足の指先まで意識が行き届いてこそ美しくなります。足の指先は意識をしているけど、手の指先の意識って?先生と同じ手のポジションをとっているはずなのに、なにかが違う...そう思ったなら、指先への意識で劇的に変わるかも!?


■ キツネを作る?5本の指先の形

 指先に力を入れすぎて、手全体が人形のようにカチカチなっていませんか?
自然に美しい指先の形は、「口を開けたキツネ」を作りましょう。中指と薬指先を揃えて大きな放物線を描くように伸ばし、親指は軽くしまいます。人差し指と小指は力を入れずに自然に形を作ります。


■ 手首の使い方

 バレエには、肩から肘、肘から手首、手首から指先といったように、腕全体で表現する場面がたくさんあります。腕の動きの滑らかさを表すのは主に手首です。手首がうまく使えないとぶっきらぼうな踊りになってしまいます。しかし、蝶々のようにヒラヒラしすぎてもよくありません。大きな動きから小さな動きまで、手首のしなやかさがキーとなるので、呼吸に合わせた柔らかい動きを意識しましょう。


■ 手・指先のストレッチ方法

手や指先をしなやかに使うためには、ストレッチを行い使う意識を強化します。ここでは、どこでも行えるストレッチを紹介していきます。


☆手首から肘にかけてのストレッチ

①片方の腕を前に伸ばして手のひらを前へ向けます。もう片方の手で身体のほうに曲げます。気持ちいいと感じるところで数秒、息を吐きながら伸ばします。
②手のひらを身体へ向けるように倒します。手の甲をもう片方の手で、ゆっくりと押します。気持ちいいと感じるところで数秒、息を吐きながら伸ばします。


☆指のストレッチ

指を1本ずつ手の甲へ向けて反らします。無理せず、気持ちいいと感じるところで数秒伸ばします。そらしすぎないように注意しましょう。


-終わりに

 指先のしなやかな動きから受ける上品さは、踊っている時だけでなく普段のふとした仕草にもあらわれます。日常生活の中からプリマになったような気持ちで、美しい手の使い方をマスターしましょう!